キャバ嬢と恋愛はご法度?相手からのアプローチも断らないと大変です

ボーイの体験談

夜の世界に詳しい人なら知っているかもしれませんが、キャバクラではボーイとキャストの恋愛は禁止されています。

ボーイとキャバ嬢の恋愛を指す、「風紀」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

なぜボーイとキャストの恋愛が禁止されているのかというと、お店にとってキャストは「商品」で、ボーイはその商品を管理するのが仕事だからです。

例えば一般的なお店に勤めている従業員が、商品を勝手に持ち帰ったり使ったりすると厳しく追及されると思います。キャバクラにとってのボーイとキャストの恋愛は、それと全く同じことですね。

ですが一般的なお店とは全く違うところもあります。それは罰則がものすごく厳しいという点です。

この記事では、実際にキャストと恋愛をした実例をあげながら、キャバクラにおける風紀の危険性についてご説明します。

キャバ嬢と恋愛したボーイについて教えます

それでは最初に、僕が勤めているキャバクラで実際に起こった風紀の話を紹介します。

このお話に登場するボーイは当時20歳で入店して3ヶ月程度。キャストは24歳です。そのキャストはナンバー入りする程ではありませんでしたが、そこそこ以上には売上を上げていました。数人の太客も抱えていたので、お店にとって大切な収入源の1人です。

ところがある日、なぜか急に接客が雑になりだしました。表面的にはあまり変わらないように見えるのですが、いい加減というか態度が少し横柄になっているように感じたんですね。

「何となく怪しいな……」と思い注意して観察していると、その20歳のボーイとよくアイコンタクトを取っていたり、やたらと距離感が近い。「これは風紀だな」とすぐにわかりました。

自分達がしていることに気づいて、離れてくれることを願って放置しておいたのですが、キャストの接客はどんどん荒くなるし、ボーイの方も仕事に全く身が入っていません。多分そのキャストからお小遣いをもらってたせいでやる気がなかったんだと思います。

そのキャストの「売り」は、高い観察力と会話力去ったのですが、いい加減な接客を続けていたので少しずつお客さんが離れていってしまい、売上も少しずつ落ちていきました。

お店の売上や評判に関わることなので、そのまま放置することはできません。

僕は大ごとになる前に店長に報告し、彼らの風紀はバレることになりました。

キャバ嬢と恋愛バレは即クビもありえます!

ボーイのその後ですが、店長直々にかなりきつく詰められたようです。

僕が勤めているキャバクラは他店より幾分穏やかで、店長とオーナーもかなり心が広い優しい方たちだったのですが、風紀に関してはとても厳しく、ボーイは即クビになりました。当然キャストもクビです。

そのキャストはそれなり以上には稼いでくれていたので、お店としてはかなり手痛い損害になりました。

しかし風紀に対して何の処置もとらないわけにはいきません。

お店によっては厳しい罰金もあることも…

さらにボーイとキャスト両方に対して、罰金の支払いが申し渡されました。

罰金の相場は50万円程度が多いのですが、今回はお相手のキャストの売上が平均より高かったので、70万円程度だったと思います。

キャバクラでは入店するときに、風紀に違反した場合の罰金についての書類を出すことになります。

実際のところ、法律的には罰金を支払う必要はありません。そもそも労働基準法では、罰金を取り決めるような契約をすることはできないからです。

しかし夜の世界において、商品であるキャストに手をつけることはご法度なので、それを知らしめるためにも致し方のない部分はあると僕は思っています。

キャバクラでの社内恋愛はダメ、絶対!

このように、キャバクラ内でのキャストとの恋愛は非常に危険な行為です。絶対にしてはいけません。

キャバクラを訪れるお客さんは、キャストとの疑似恋愛を楽しむむことが目的です。お目当てのキャストがボーイと付き合っていると知ったら、彼らはどんな気持ちになるでしょうか。

ボーイも、「自分の彼女に大金を貢いでいる」という目でお客さんを見るようになってしまいます。

それだけではなく、お客さんにボーイが嫉妬してしまったり、付き合っているキャストに店を辞めるよう強要することもあります。

お店にとっても本人たちにとっても、風紀は全くいいところがありません。

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